新作出ました

新作出しました!よろしくお願いします。

一個前のブログに小さい字で書いた愚痴があるんですが、
その点も踏まえて(Tシャツ制作の敷居が下がった事)色々やり方を変えないといけないなあと
ジムでチャリを漕ぎながら思い出した。

 

 

10年ほど前に看板屋に勤めていました。

そこの会長さん(戦争経験者)にはホントにいろいろ良くして頂いて、今でもその頃の思い出は
飲みの席ではすべらない話として不動の位置にいます。僕の中で。

看板の仕事には上棟の手書き文字もあります。

 

上棟【じょうとう】
棟上(むねあげ),建前とも。木造建築で,棟木をつりあげ取り付けること。またその儀式をもいい,
棟の上に幣(ぬさ)をたてたり弓矢を飾ったり,また餅(もち)をまいたりして祝う。木造建築以外ではコンクリート打ちが終了した時に行う。

 

 

これは専ら会長の仕事で、これまた物凄い達筆なんですね。

 

『会長!めちゃくちゃ達筆ですね!!段(書道の)とかお持ちなんですか?』

「い~や、持っとらへんでSYURIKENくん。こんなもんは親方にペンキついた刷毛をぶつけられながら覚えたもんや」

『素晴らしいですね、昔ながらの職人技を間近で見れて嬉しいです。』

「ファーハッハッ!そやろ、若い時に映画の看板を書くのが夢やったんや。それが今ではのう…」

 

その会長が見た視点の先には大型のインクジェットプリンターや大型のカッティングマシンがあった。
手書きの職人さんの仕事を奪った機械たち。

会長の目には悲しみと言うか、憎しみと言うか。一言では言い表せない目をしていたのを今でも覚えています。

 

「そんでもこれでやってかんと、そういう時代やしのう…おまんま食い上げになるわ、ファーハッハッ!」

(でも目は悲しそう)

 

新しい技術が出てくると古い技術はその分無くなっていく。

僕がTシャツ屋を始めた時はシルクスクリーン一択の世界だったけれど

今では転写、昇華、抜染、インクジェット、もうちょい先に行くと絵柄が動くものまである。

流れに乗っていかねば。今ある知識で。ブツクサ言わず。

 

 

 

ここでごちゃごちゃ言い続けるのが老害のスタートなのかもしれないなあw

 

 

身近に漫画家としてずっと一線で戦っている丘上あい先生がいるので呑んでる時に聞いてみた。

 

『今ではピクシブマンガとかTwitterでバズったとか自作のWEB公開のマンガとかが流行ったりする事もありますけど
どうやって戦ってるんですか?』

 

カラン(酒を煽る音)

 

 

 

「黙ってやり続けるしかねえだろ。」

(丘上あい著:ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~大好評連載中!)

 

 

でーすーよーねー

何だかんだ言ってもそこに行きつくしかない。

 

 

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今回新作を出すにあたって、色々変えています。

綿100%の素材をやめて吸汗速乾の素材に変えました。(NINJA-SURVIVEシリーズのみ)

着心地を優先するためにベタの多いデザインを少なくしています。

最近の健康ブームに乗じてジムとかで着れるウェアにしています。

 

引き続き何卒よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

最後に、機嫌が悪い会長と現場に出た時に頂いた至高の一言。

 

 

 

 

「こんなノリが付いただけのシールが看板と呼べるかッ!!」

 

 

 

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