忍びには武器の扱いや身のこなしの戦闘技術にはじまり、生存術にかかせない知識も兼ね備えておく必要がある。
しかし、いくら忍者といえども人には向き不向き、得意不得意の分野があるのは必然…。
戦いが不得意な者は戦場や任務での死が早く訪れるのは疑いようのないことではあるが、そんな戦闘に奥手な
くの一が一人、常に前線の少し手前で静かに瞑想をする姿があった。

彼女の周りには仲間の姿はなく、ありえない方向に曲がった敵の死体だけが転がっている。
ゆっくり目を開けた彼女がおもむろに刀を抜くと、敵の死体を軽く切りつけその血を手にかけ始めた。
腰に結わえてあった瓢箪の栓を開け、手についた血をその中へと滴らせる。
次第に瓢箪から青白い煙が立ち込めるのを見上げながら、彼女は懐から粉のようなモノを取り出して
ちいさく口を動かした。
フッと粉末を煙の方へ吹きかけると、それはゆっくりと姿を現し始めた…。

極めて小さい機械ナノマシンと、彼女の得意とする黒魔術を合わせた術式”砂魔拿”(サマナ)。
必要なのは独自に調合した霊薬と新鮮な血、そしてつらみ憎しみうずまく怨念である。
そう、彼女の今いる場所はまさにうってつけだった。

青白く揺らめく骸骨は、まるで死した時の苦しみを叫ぶように口をあけたかと思うと、いくつかの青い筋となって
ちらばるように飛散していく。

無数の死体の鼻や口へと入り込むと、瞳孔が青白く光だし、さながらゾンビのように死体がゆっくりと起き上がり、
前線へと歩き出した。

敵からしてみれば、かつての仲間が無残な姿となって襲い掛かってくるだけでも恐怖であり、相手が身近な人物ともなれば
傷つけることすら躊躇してしまう者もいるだろう。

相手の戦意すらもコントロールするそのナノマシンは、彼女の生体組織から作られている。
彼女が機能停止を送信しない限り、不死身のゾンビはその歩みを止めない。

 

 
 
 
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着丈 65 69 73 77
身幅 49 52 55 58
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絵柄の関係により淡色白系のみの展開になっております。


 
 
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