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・水渇丸(すいかつがん) |
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秘伝書の伝える製法では、
水渇丸は水に渇した時に用いる丸薬ということになっている。
梅干しの肉一両、氷砂糖二匁、麦芽一匁で作る。
用水に渇したる時の妙法だとされている。 |
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・飢渇丸(きかつがん) |
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不食丸とは違う。飢渇丸は、ニンジン、ソバ粉、小麦粉、耳草、
はとむぎ、ヤマノイモを酒で煮つめて作る。
三粒服すれば心力労することなし、といっている。 |
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・不食丸(ふじきがん) |
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携常食糧の一種。テンヤクシュと天麦を素材に酒で煮つめて作る。
毎日七粒ずつ服する。 |
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・醒心散(せいしんさん) |
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不眠薬ということになっている。
鷹の糞の白い部分を取り去ってへそに入れておくと
眠気が防げるということになっている。 |
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・兵糧丸(ひょうろうがん) |
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麦粉、飢粉、人参を材料に蜜と古酒を煮つめて作る。
他に甘辛、ショウガ、鶏卵を加える製法を記した忍術書もある。 |
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・腰付延命丸(こしつきえんめいがん) |
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原材料は、ニンジン、白米、松の甘肌を粉末にして用いる。
酒にひたしておいて丸薬にする。 |
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・虫薬(ちゅうやく) |
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要するに救急薬のこと。
忍者六具のひとつとして身につけているのが常であった。 |
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参考・引用文献
新人物往来社 【歴史読本スペシャル71 忍の達人 影の奥義書】
新人物往来社 【別冊歴史読本72 忍びの者 132人データファイル】
学習研究社 【歴史群像シリーズ71 忍者と忍術 闇に潜んだ異能者の虚と実】
講談社 【バジリスク甲賀忍法帖 忍術と忍者の謎】 |